札幌でコンテンツマーケティング

今回は札幌でコンテンツマーケティング支援を行っていて最近感じていることをお伝えする。WEB集客を向上させたい経営者やWEB担当者よりも、地方でWEBマーケティングのコンサルティングをしている方に共感いただける部分が多いかもしれない。しかしながら、まだコンテンツマーケティングをあまりよく知らない経営者やWEB担当者にとって、ご自身が探している新しいWEBマーケティングがコンテンツマーケティングであることに気づくきっかけになるかもしれないので、お付き合いいただけると嬉しい。

地方都市においてのコンテンツマーケティング

コビトスパイスは北海道札幌でコンテンツマーケティングを支援すると掲げつつも、コンテンツマーケティングという言葉は札幌をはじめ北海道の各都市においてはまだ認知が少ないように感じるときがある。WEB担当としてネット販促の勉強を積極的に行っている方はコンテンツマーケティングがどのようなものか大まかな知識を持たれているが、コンテンツSEOロングテールSEOの方がよくわかっているようだ。IT系以外の経営者ともなると知らない方がほとんどである。多分、他の地方都市でも同じような感覚ではないだろうか。

私はコンテンツマーケティングに関するコラムを書く際に「見込み客を顧客に変える」という表現をよく使う。この表現はなかなかいいところを突いていると自分では思っていたが、これがまたありがちなセールストークのように見えてしまうようだ。コンテンツマーケティングについて詳しく説明すると「見込み客を顧客に変える」という表現がマッチしていることに気づいていただける。

WEB集客コンサルタントとして自信が持てるのはコンテンツマーケティングに正義があるから

私はWEB集客コンサルタントとして、コンテンツマーケティングは正義のWEBマーケティングという見方をしている。それはSEO的な考え方がホワイトハットであるということではなく、小手先の営業テクニックで受注を獲得する消耗的なセールスと真逆であるからだ。見込み客が必要としている情報を提供し続けることで自社を認知いただき、そして信頼を育む。ビジネスにおいて重要と言えることの一つに信頼がある。目の前にラベルのないペットボトルがあったとする。そのドリンクを安心して飲めるだろうか。午後の紅茶のラベルがあれば安心ということである。ナショナルブランドである必要はない。信用はローカルにも力強く存在する。私はサッポロドラッグストアーから発売している超炭酸水を愛飲している。

信頼をいただいた上でビジネスを進めることがいかにお互いにとって笑顔になれることかご存知の方も多いだろう。そういった喜びをつくるマーケティングがコンテンンツマーケティングではないだろうか。

【参考】コンテンツマーケティングを実践するための5つのステップ

ローカルでコンテンツマーケティングを実践する

コンテンツマーケティングは、ローカルでの活用にもとても有益なマーケティング手法である。例えば北海道札幌市は雪が降る。大手企業の情報配信は、首都圏を中心とした情報が中心となり、北海道特有の積雪事情を踏まえた情報配信は薄い場合が多い。住宅産業や自動車など冬特有のトラブルの解決法など競合性の少ないコンテンツを作り、見込み客や顧客の役に立てるシーンを想定することができる。

競合が多い場合は発想の転換を

すでに競合他社の強いコンテンツマーケティングにより完全に後手に回ってしまっている場合は、ロングテールキーワードをくまなく探し出し勝利を狙うという手も考えられるが、あえて事業ドメインのど真ん中は避けて、商圏内の見込み客にとって有益であり信頼を獲得することに注力し、オウンドメディアを立ち上げるのもありだ。例えば、子育て世代をターゲットの中心とする住宅会社なら、商圏内の子育て情報に注力した情報メディアを運営してみる。ペルソナにマッチした見込み客がオウンドメディアに集まってくれれば、自社の認知に繋げやすい。

コンテンツマーケティングで重要な二つのこと

コンテンツマーケティングにおいて大切なことは以下の2つだ。
  1. 見込み客が満足するコンテンツであること
  2. コンテンツが検索の1ページ目にできるだけ表示されること
有益なコンテンツを制作し続けると検索順位も上昇しキーワード検索に強くなるというのも確かだが、それはできるだけ早く優位であってほしい。コンテンツを1ページ目に出しやすいSEOキーワードを選定し、SEOを施したコンテンツをつくる必要がある。

【参考】ロングテールSEOを成功させるためのキーワード戦略

【参考】SEOキーワードを生み出すための思考術と実践ノウハウ

地方都市にとって優位になったインターネット市場

インターネットの世界はローカルにおいて優位な傾向にある。その一つがヴェニスアップデートだ。ヴェニスアップデートとはGoogleの検索アルゴリズムのアップデートにより、検索を行った位置により、検索結果が異なるようになった。札幌でラーメンに関する情報を検索すると札幌にあるラーメン店の情報が表示されやすい。ローカルビジネスであれば、インターネットにおいて首都圏の企業との競合を必要以上に恐れることはない。

【参考】地域によって検索順位が異なるベニスアップデートへの対策

今回のまとめ

コンテンツマーケティングは新しいマーケティングのように感じるかもしれないが、やっていることは決して新しくない。原点回帰と言ってもいいかもしれない。人の喜ぶことをしましょうというだけの話だ。笑顔になってくれた人がお客さんになってくれれば、なんて嬉しいだろう。そんなシンプルな理念がコンテンツマーケティングにはある。