リターゲティング広告でCVRをアップ

コンバージョンを高めるネット広告の一つがリターゲティング広告だ。WEBサイトに訪れたことのあるユーザーに対して広告を表示することができる。ユーザー側にしてみれば、過去に閲覧した記憶のあるサイトの広告であり、再び興味を思い出してクリックしてくれる可能性がある。今回はこのリターゲティング広告をテーマにする。

行動ターゲティングを実行するメリット

最も大きなメリットはコンバージョン率(CVR)の高さだ。一度サイトを訪問したユーザーであるということは、そのWEBサイトに対してなんらかの興味を持ってる可能性が高く、リターゲティング広告によって再訪の機会を作ってあげることがコンバージョンに繋がるかもしれないのだ。

リターゲティングの仕組みについて

さて、便利なリターゲティング広告だが、どのように一度サイトを訪れたユーザーを判別できるのだろうか。それは、Cookie(クッキー)にある。クッキーというのは、ユーザーが使用しているPCにサイト訪問の情報を残すことができるものである。プライバシーが侵害されているように感じる人は、ブラウザの「Do Not Track(DNT)」を有効にすることで拒否できる。

リターゲティングはすぐにできない

リターゲティングは一度訪問したユーザーに対し出稿する広告である。そのため、一度訪問してもらうことによってクッキーを取得しなければ実行できない。クッキーによるターゲット情報はリストとして蓄積される。すなわち、ターゲットリストが集まらないとリターゲティング広告は実行できないのである。

Yahoo!とGoogleの違い

Yahoo!プロモーション広告ではリターゲティングと呼ぶが、Googleアドワーズではリマーケティングと呼ぶ。リターゲティング広告以外でも両者ともに基本的には似ているが提携サイトが異なる部分が大きな差である。例えば、動画サイトで言えば、GoogleならYouTube。Yahoo!ならGyaOだ。

今回のまとめ

リターゲティング広告はネット広告ならではの効率的なプロモーション手法だ。そのため、ディスプレイ広告を出稿する際は定番のように設定するケースが多々見られる。私もリターゲティングは活用するようにしているが、ユーザーの立場でみるとどうだろう。何度も同じ広告に追いかけられていると思うと嫌な場合もあるでしょう。特に不安をあおるような広告は出稿前に再度考えたほうがよい。ただ嫌いという印象を刷り込むだけの広告になってしまうと本末転倒だからだ。マイナスの気持ちがなく、クリックしてみたくなるようなそんな広告を配信していただきたい。