Instagram人気投稿を検証

画像ソーシャルメディアとして人気のInstagram(インスタグラム)。ハッシュタグで検索を行うと、検索結果の一番上には人気投稿が9つ掲載される仕様だ。検索結果において最も目立つ部分であり、人気投稿に登場する画像は、人気の指標とも言える「いいね!」がどのくらい付いているのか検証してみた。

ハッシュタグによる検索について

今回は、インテリアというハッシュタグを検索してみた。スマートフォンアプリによるInstagramのハッシュタグ検索は、画面下メニューの左から2番目に位置する虫眼鏡マークをタップする。すると、検索窓が表示されるので、そこにハッシュタグを入力し検索する。検索結果は以下のように表示される。

インスタグラム検索結果

ハッシュタグの人気投稿を見てみる

検索結果の一番上に表示されている「#インテリア」というハッシュタグをタップする(ちなみに現時点で862,021件の投稿がある)。画像だけをみていると取り分けて珍しい印象もなく、やはりもっと調べてみる必要があると感じる。

インスタグラム人気投稿

いいね!の数を確認してみた

上記の人気投稿の配置をそのままに「いいね!」の数を記入してみた表が以下である。あくまで2016年3月28日の14時時点の数。

インスタグラム人気投稿のいいね数

やはりアカウントの中身を見ないとわからない

「いいね!」の数と画像がいまいちピンと来ない。なぜ、人気があるのかについては、やはりアカウントを見てみないことにはわからないでしょう。と、いうことで、チェックしてみると・・・。以下はランダムかつ一部ですが、このようなアカウントだった。
  • ユニークな料理を紹介(フォロワー24万3000)
  • インテリアDIY関係のショップ(フォロワー11万5000)
  • 日常のワンシーンを集めるほっこり系(フォロワー21万8000)
  • こだわりのDIYの披露(フォロワー6700)
  • 田舎暮らしを紹介するほっこり系(フォロワー6300)

アカウント情報や他の投稿をみてみると理由がわかる

アカウント情報と他の投稿をみると人気投稿に表示される理由がクリアになった。他の投稿画像には実にユニークなものやインパクトのあるものがあった。また、アカウント情報を踏まえた上で投稿画像をみると印象がまったく違う。愛着がわくというのが正しいのだろうか。アカウント情報や投稿画像のキャプションから私たちは画像の裏に隠れたストーリーをイメージして好印象を持つのかもしれない。ストーリーの中に入った人にしかわからない投稿もある。画像単体でみれば、ごく一般的であっても、ストーリーの中では重要なワンシーンだったりするのだ。

今回のまとめ

これだけの調査では具体的な傾向を分析できるものではないが、感覚的には伝わっただろうか。企業にとってInstagramは宣伝ツールだと思う人もいるかもしれない。しかし、「いいね!」をもらったり「フォローしてもらう」には、宣伝ではなく「共感」という視点を持って生み出せなければいけないのだろう。Instagramを活用したい企業は、まずはいろいろな人気アカウントをよく見てみることをお勧めしたい。