Facebookでシェアされるケースを理解してバズを狙う
facebookでバズが実現できることは多くのプロモーション担当者にとって大きな喜びと自信になるだろう。しかし、そう簡単にはシェアをしてもらえないのが現実だ。そこでコビトスパイスの見解をまとめることにした。
facebookの最大の魅力は「実名による信頼とシェア」
情報のシェアは現在のネット社会において当然のように行われる。記事内容への共感から楽しさの伝播まで動機は様々である。facebookはこのような思いを拡げる舞台になっているのだ。商品のプロモーションを検討する際、「この製品を福山雅治が使ってくれたらきっと売れるのに」とか「料理研究家の栗原はるみが使ってくれたらなー」なんて芸能人や専門家によるリコメンドに淡い願いを寄せるシーンがあります。そういった有名人を切り口としたリコメンドは現実的に難しいことが多いのはもちろん、ブームも一過性のケースが多いです。それよりfacebookで繋がっている身近な人物がオススメしている情報の方が、人物を知っているために信頼性が高く心に残りやすいのです。オピニオンリーダーと言わなくても、いつも魅力的なアイラインの先輩がシェアしていた「意識するだけでぐんと違う、男性の目を引くアイラインの引き方」には興味津々なのです。
facebookだから気をつけなければいけないことがある
実名で登録するが故に人にシェアしにくい情報もあることを忘れてはならない。例えば、ボディラインを気にしている女性が気にしている人が「まだ間に合う!海開きまでにラクしてつくるメリハリボディ」という情報をシェアするだろうか。また、薄毛の人が「人には聞けない!育毛剤の選び方」をシェアするだろうか。
つまり、情報のタイプにとってはシェアはされずにひっそりと読まれる記事になる。それはそれで一つのプロモーション手法ではあるが、バズるのを期待するのは困難という話である。
シェアをしてもらうためには、誰かに伝えたいという気持ちが必要だ。その背景に欲求が隠されている。「正義感」もあれば「いい人だと思われたい」「物知りだと思われたい」などいろいろな欲求だ。そういった心理のもとよくシェアされる情報をピックアップしてみる。
つまり、情報のタイプにとってはシェアはされずにひっそりと読まれる記事になる。それはそれで一つのプロモーション手法ではあるが、バズるのを期待するのは困難という話である。
シェアをしてもらうためには、誰かに伝えたいという気持ちが必要だ。その背景に欲求が隠されている。「正義感」もあれば「いい人だと思われたい」「物知りだと思われたい」などいろいろな欲求だ。そういった心理のもとよくシェアされる情報をピックアップしてみる。
- 知識系(例:カップラーメンの麺を生麺のようにできる裏技)
- 感動系(例:愛犬は覚えていた。25年後に知ったメッセージ)
- 綺麗系(例:ターコイズブルー限定!南の島の絶景ベスト20)
- 娯楽系(例:地方でみつけたオモシロ看板ベスト10)
- 意外系(例:外観はボロボロだけど中に入ると超ゴージャスな隠れ家カフェ)
ネタをつくるよりアカウントを育てる
重要なことは一過性のバズではない。あなたのアカウントが興味深い情報を持っているということを認知されることが重要だとコビトスパイスは考える。そのため、前述した様々なタイプの情報をランダムに打ち出すのではなく、まずはアカウントデザインが必要だ。これは簡単に言うとコンセプトだ。コンセプトが決まるとどのような内容の情報ならシェアされそうか検討しやすくなる。インターネット社会においてはシェア(拡散)は非常に自然なことだということを忘れてはいけない。焦って計画性のない情報を10記事を配信するより、心に響く1記事を送り出すことが大切なのだ。