ハッシュタグ

ハッシュタグはソーシャルメディアの利便性を高める機能であるが、ソーシャルメディアの種類によっては知らない人も多いのではないかと感じることがある。ハッシュタグは集客に有利であり簡単に活用できるツールのため、テーマとして取り上げることにした。

ハッシュタグとは何か

ハッシュタグとは「#熟成肉」「#プリウス」など半角シャープにキーワードを組み合わせたタグのことである。ハッシュタグをクリックすることにより、同一のハッシュタグが付けられた投稿を一覧表示することができる。また、ハッシュタグが付いた投稿を検索窓から探すことも可能だ。

ハッシュタグが使えるソーシャルメディア

現在ハッシュタグが使える主要なソーシャルメディアは、Facebook、Twitter、Instagram、Pinterest、Google+、Tumblrなど。もちろんソーシャルメディアによって画面は異なるものの基本的にハッシュタグの使い方は同じように考えてよい。

上手にハッシュタグを使うコツ

ハッシュタグを有効に使うポイントは、キーワード選定と近いと考える。絞り込んだキーワードである方がターゲットへのリーチが強い。例えば、「#自動車」や「#車」という漠然としたタグより、「#クラウン」「#プリウス」といった車種を絞り込んだハッシュタグを付けたほうが、車の中でもプリウスの投稿が見たかったニーズに応えられる。「#車」というハッシュタグでは、検索結果のボリュームが大きすぎて自身の投稿を見てもらえる可能性が低くなるだけではなく、プリウスには興味の薄い人にも表示されてしまう。
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自分自身がどのように検索をし、投稿を絞り込みたいかをイメージしながらハッシュタグを付けるべきである。また、日頃より他の投稿のハッシュタグを意識し、ハッシュタグ付けの感性を磨くことも大切だ。

具体的なつけ方

ここでは企業がビジネスにソーシャルメディアを活用する場合を想定してハッシュタグのつけ方を基本ポイントをお伝えする。
  1. 自社名
  2. ブランド名、商品名、サービス名
  3. カテゴリー名(例:#フレンチレストラン #リノベーション)
  4. 旬な言葉(例:#クリスマス #お正月)

競合リサーチから学び、そして挑む

ハッシュタグは自社と見込み客を結びつけるためだけのものではない。競合の投稿を見てみよう。どのようなハッシュタグを使っているかわかるはずだ。競合と同じハッシュタグを使ってみるのはどうだろう?一覧で表示されたとき、どちらが見込み客にとって魅力的に見えるのか。それはあなた次第である。

ハッシュタグを活用したキャンペーン設置

ハッシュタグは、企業のソーシャルメディアを利用したキャンペーンに活用される。特定のハッシュタグを設置し投稿することで、キャンペーンに申し込めるというものだ。大規模なキャンペーンではなくても、自社のお客様に指定したハッシュタグをつけて投稿していただくというプロモーションもありである。

今回のまとめ

これまでハッシュタグについて基本的なことを紹介してきたが、このハッシュタグ、Instagramにおいては定番化しているが、Twitter、Facebookなどその他のソーシャルメディアにおいては、まだ活用している人が多くはないように感じている。そのため、ハッシュタグの多用による宣伝色の強さがあだになる場合もあるので、過度なハッシュタグの設置は控えたいところだ。

しかしながら、ハッシュタグは投稿を見込み客に見ていただける可能性を簡単に増やせる魔法のツール。上手に活用するべきなのは確かである。