インターネットをビジネスに活用するためにホームページ制作に力を入れている企業も多いことだろう。ホームページで収益をあげるには制作する前が一番大切である。成功するために絶対にやらなければいけないことがあるのだ。本日は3つのポイントを紹介しよう。

サイト制作を始める前に検討する3つのポイント

  • コンセプトを決めよう
  • 見込み客(サイトの訪問者)を明確にしよう
  • ゴールまでの動線を明確にしよう

あたり前に見えるがこのような基本的な部分を検討せず、ざっくりとしたイメージで考えながら制作されたようにみえるホームページが世にあふれている。1つずつ見ていこう。

見込み客(サイトの訪問者)を明確にしよう

顧客のイメージ像を明確にすることだ。この見込み客のイメージ像はペルソナとも言われている。性別、年齢、職業から家族構成や年収、趣味まで細かく人物像を設定するのだ。中心となる顧客像ができあがれば、その顧客像が好む情報内容やイメージなどを熟慮しサイトを構築することが大切だ。

たとえば、時計を販売するお店のサイトを制作するとする。男性向けの高級時計の品揃えが自慢のこのお店は北海道札幌市にあるとする。

ペルソナイメージ

札幌市中央区在住。円山エリアという高所得者が集まるセレブ志向エリアに一戸建てを持つ4人家族の大黒柱だ。名前は佐々木健介。本人は40歳、妻は37歳、12歳の長男と10歳の長女、そして1歳のロングコートチワワがいる。勤め先は老舗広告代理店で今年の春から営業課長に昇進した。趣味はドライブと読書。年収は600万円。妻は結婚前から働いている印刷会社でキャリアを積んでおり年500万円を稼いでいる。札幌市の中では世帯収入が多く車はアウディA6を愛用している。腕時計は以前から好きでロレックスのデイトナやエクスプローラーはすでに所有している。40代に突入し、王道を行くロレックスより、遊び感覚溢れる若いセンスを取り入れたい女性社員や取引先で注目されたいという気持ちがある。

ペルソナから導くサイトコンセプト

この場合、ロレックスやそれに近いポジションのブランドに関する情報が充実したサイトより、フランクミューラーやクストスといった個性的でセンス溢れるデザインを紹介し、ブランドストーリーで魅せていくのもよいだろう。下世話にならない程度にそのブランドモデルを愛用するタレントの記載をアップデートすることで、単なる販売店サイトではなく情報サイトとしての役割も高める。何より自分のイメージを大切にする健介は口には出さなくても心の中で気にするポイントだろう。

購買心理を考え導線を検討しよう

トップページだけがホームページの玄関とは限らない。各ページからホームページのゴールである購入や問い合わせに繋がる流れを想定することが大切だ。単純な志向では「購入はこちら」というバナーをつけようという方法もあるが、優秀なサイトをつくるためにはこれではダメだ。必要なことは、このページをみた人がどのような心理状態かを考えることだ。

仮にキッチン用品の通販サイトを運営しているとしよう。以下のような心理状態の人がいる。
「たまたまリンクでサイトを訪れた人」「はじめて商品を知り興味を持った人」「購入するか迷っている人」。この3種類の心理状態の人はそれぞれ購買に至るまでのプロセスが異なるのはイメージできるだろう。「たまたまリンクでサイトを訪れた人」は何を必要としている人かわからない。たくさんの商品が安価で購入できることを伝えるべきかもしれない。「はじめて商品を知り興味を持った人」には、その商品の別の魅力を伝えてより購買意欲を高めるのがいいかもしれない。「購入するか迷っている人」には今日中のご注文につき割引があるというように背中を押す要素が必要という考え方もありだ。

このように見込み客のモチベーションは様々だ。どのような情報にヒットするのかを想定しなければ機会損失に繋がってしまうかもしれない。簡単に言えば買い物のモチベーションに配慮しようということである。

いかがだっただろう。北海道札幌市でホームページ制作を行っているコビトスパイスが必要だと考えていることをご紹介した。制作会社のみならず、企業のWEB担当者の方にもご参考になれば嬉しい。