SEOキーワード

本日はSEO対策のために有効なキーワードの検討方法をご紹介する。競合にネット活用をする企業が多い業界でお宝キーワードを見つけるのは大変な作業だ。資金力が豊富な先駆者がいると尻込みしてしまう場合もあるだろう。この記事によって、そういった悩みの解決の一助になれば何よりうれしい。

コアになるSEOキーワードから考える

まずはビッグキーワードで構わないので、自社のサイトが検索結果の上位に表示されたら嬉しいSEOキーワードを検討しよう。例えば、「腕時計」でもよい。ここで大切なのは、自社のサイトが腕時計を売りたいECサイトなのか、腕時計の修理を専門で行っており申し込みをしてもらうサイトなのか等のサイトのゴールをしっかりイメージすること。

SEOキーワードを色々な角度から見てみよう

次にSEOキーワードのアレンジ作業だ。以下にいくつかの検討パターンを用意した。今回は腕時計の販売や修理まで手掛けているお店を想定する。

1.目的を付与する

「腕時計 通販」「腕時計 セール」「腕時計 オーバーホール」「腕時計 修理」「腕時計 分解清掃」

2.素材を抽出する

「腕時計 ラバー」「腕時計 チタン」 「腕時計 ステンレス」

3.メーカーやブランドを付与する

 「腕時計 ロレックス」「腕時計 エクスプローラー」「腕時計 ロレックス エクスプローラー」

4.機能を抽出する

「腕時計 GPS」「腕時計 自動巻」「腕時計 防水」

5.買い手を想像する

 「腕時計 40代」「腕時計 ビジネスマン」「腕時計 新入社員」

6.シーンを想像する

 「腕時計 プレゼント」「腕時計 フォーマル」「腕時計 スポーツ」

7.ゆるく想像する

 「腕時計 かわいい」「腕時計 モテる」「腕時計 芸能人」「腕時計 ランキング」

8.買い手が悩みそうなことを想像する

 「腕時計 保証」「腕時計 アフターメンテナンス」「腕時計 交換」

キーワードプランナーで調査する

前述のSEOキーワード候補をGoogleのキーワードプランナーで調査してみよう。そうすると月間検索ボリューム競合性が表示されたリストができるはずだ。表示順は変更できるので、月間検索ボリュームが多い順から表示し、競合性が低いキーワードを見てみよう。

「腕時計 ランキング」は月間5,400回検索され、競合性は「低」だった。競合性というのは、GoogleAdwordsにおいて広告入札をするスポンサー企業の競合具合だ。ここでの視点は広告を出すに値するほどのキーワードかどうかという考え方でよい。

候補の中に「腕時計 ブランド ランキング」月間検索数1,900回、競合性は「低」というキーワードの組み合わせが出てきた。必ずしも前項でブレストしたキーワードを使う必要はない。人間の思考なんてそれほど大きな違いはない。競合企業も同じようなブレスト結果であるかもしれない。肝心なのはブレストしたキーワードで広がった候補から、リアルなデータで裏付けられたSEOキーワードを見つけることだ。

SEOキーワードを実際に検索してみる

さきほどの「腕時計 ブランド ランキング」を検索してみた。16,500,000件がヒット。1,650万件というと臆してしまいそうな数字だが、この数字はそれほど重要ではない。このキーワードでヒットするコンテンツの数を表示しているだけで、あなたのサイトよりSEOにおいて勝っているコンテンツの数ではない。では、なぜ検索をしてみたのか。

ここではSEOの難易度を判断しよう。ざっくばらんに言うと、1ページ目に表示されているのが強いのか弱いのかを見る。SEO対策をどのくらい行っているサイトかの判断に多岐に渡る視点があるので今回は触れないが、規模の小さめのサイト、独自ドメインでもない、タイトルにキーワードがしっかり入っていない・・・なのに、1ページ目という状態もある。そういった場合は、あなたのサイトが上位に入ることにおいてかなり優位と言える。積極的に検索結果の上位を狙おう。

ちなみに「腕時計 ブランド ランキング」は、価格.comや楽天などが1ページ目にあったが、「時計 プレゼント 彼女」は、一部アフィリエイトのために専門で作ったサイトもあったが、コアキーワードの腕時計を中心にしたサイトはあまりない様子だ。月間検索数は480回だが競合性も低い。こちらの方がSEOの成果は出しやすいかもしれないと考える。

しかし、逆に大手が明らかにキーワードで狙っているような場合は、簡単に1ページ目はもらえないかもしれない。
慣れないうちは、とにかく獲れるところから攻めて行こう。ロングテールSEOを忘れてはいけない。ニッチでニッチで仕方がないスモールキーワードでもトータルではビッグキーワードに相当する価値の収益に繋がるかもしれないのだから。
ロングテールSEOについてはこちらで解説しているので、参考にしてほしい。
【参考記事】ロングテールSEOで地道に構築する集客サイトづくり

SEOキーワードの生み出し方に関するまとめ

SEOキーワードの検討はひたすら場数を増やし慣れるしかない。最初はとにかく自由な発想でどんどん発想し、実際に使えるものか厳選していくというプロセスを覚えるといいだろう。自分でSEOに取り組んでいくと他サイトの強弱もわかるようになってくる。最後にアドバイスをするなら、SEOキーワードを決めた後は使用する順序を検討するとよい。早く成果を出せそうなものを優先することで、よりロングテールの効果が高くなるとコビトスパイスは考えている。

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