コンテンツ強化によるSEO

ブログやホームページでビジネスを行うなら、多くの人が取り組むSEO対策。被リンク購入のSEOは淘汰され、コンテンツイズキング(content is king)の時代となった。そして、コンテンツマーケティングはまさに全盛期を迎えている。価値のあるコンテンツを作成し、ブログやホームページの内部構造にも配慮した企業が増えている中で、様々な手を尽くしたが、まだできることはないだろうか?と考える企業もあるだろう。今回は貪欲に頑張る企業WEB担当者のための記事である。

弱いコンテンツを鍛えよう

今回お伝えするのは極めてシンプルな方法である。それは、あまり読まれていない不発コンテンツの強化である。制作したコンテンツのすべてが狙い通りにヒットするとは限らない。アクセスが集まらない、検索順位が思うように上がらない、といったコンテンツにエネルギーを加えることは新規コンテンツを制作するよりも取り組みやすく効果が出やすいのだ。

アクセスが増えるコンテンツに進化させる手順

不発コンテンツの発掘から強化までの手順を以下にまとめた。

埋もれたコンテンツを発掘する

まずはネット上で実質お蔵入りしてしまっているコンテンツの発掘だ。Googleアナリティクスを見てみよう。ページごとの閲覧数を確認することでコンテンツの公開が古いにも関わらずアクセス数が少ないコンテンツがあるだろう。まずはこれらのコンテンツをリストアップする。

対策キーワードを検証する

先ほどリストアップしたコンテンツが制作時に対策したキーワードでどのくらいの検索順位にあるかを調査する。ビッグキーワード(ビッグワード)は別としてミドルキーワードやスモールキーワードでも100位以下の場合は是非とも強化したいコンテンツだ。もちろん、この強化基準に決まりがあるわけではないので、コンテンツ制作時の想定と違うという場合はすべて修正してもよいのである。

検索順位の確認に便利なWEBサービスを以下の記事で紹介しているのでご参考いただければ幸いである。
【参考】検索エンジンのキーワード検索順位がすぐわかる!チェックツール3選

コンテンツの強化ポイントを把握する

コンテンツの強化というのは、対策キーワードをまったく異なるキーワードに変えてしまうということではなく、コンテンツのボリュームアップと内部リンクの見直しだ。見出しの「hタグ」やリンクのアンカーテキストなどコンテンツ制作時にしっかりSEOを考慮している部分は考え込まず、新たな内容を追加するところに注力しよう。現在のコンテンツにどんな内容を追加すれば、より内容の濃いコンテンツになるだろうか?記事の公開後に関連して役立つ記事はあっただろうか等を考えるのだ。

コンテンツを厚くする作業をしよう

やるべきことは、コンテンツをより良くするための情報を追加することなのだが、この時もSEOキーワードへの配慮を忘れてはいけない。テーマとしてSEO対策の対象としているキーワードはもちろん、関連キーワードにも配慮し検索で表示する機会が増えるようにするのである。また、同サイトの中でコンテンツをより分かりやすくできるコンテンツは、内部リンクとして追加しよう。

全体の確認作業を行う

コンテンツをしっかり作りこんだら、リンク切れ誤字など細かくチェックをしよう。外部リンクがある場合、時間が経つとリンク先のコンテンツが消えている恐れもある。これはマイナスに働くので防ぎたい。

【参考】要注意!WEBサイトのリンク切れが及ぼすSEOへの影響

コンテンツのアップデートを追記しよう

修正したコンテンツに改定日付を付け加えよう。冒頭あたりの目立つ部分だ良いだろう。情報が新しいことは読み手にとってもありがたいはずだ。メンテナンスがしっかり行き届いたWEBサイトは信頼も得やすい。

修正をFetch as Googleで検索エンジンに伝えよう

せっかく強化修正を施したコンテンツをクローラーがやってくるまで待っているのはもったいない。公開したらすぐにクローラーを呼んでしまおう。Fetch as Googleで修正したコンテンツのURLを指定してインデックスに送信しよう。

Fetch as Googleの使い方はこちらの記事をご参考いただきたい。
【参考】Fetch as Google でインデックスを早める方法

今回のまとめ

コンテンツの強化は検索順位の上昇が期待できるだけではなく、ソーシャルメディアで配信することでシェアしていただける可能性も増える。ブラッシュアップしたコンテンツなので、最初の公開時より価値が高まっているはずだ。このようにコンテンツの見直しを定期的に行うことは、単にブログやホームページにおけるコンテンツSEOの効果を高めるだけではなく、WEBサイト全体の価値を高めることに繋がるのだ。