ヴェニスアップデート

検索結果の表示順位が地域によって異なるのはご存知だろうか。この現象はGoogleのベニスアップデートによるものだ。アップデート内容を正しく理解すれば優位にネット販促取り組むことができる。

ベニスアップデートとは

ベニスアップデートとは地域に依存する一般的なキーワードで検索した際にユーザーの検索場所に基づいて検索結果を表示するアルゴリズムの変更だ。簡単に申し上げると「映画館」と検索すると、北海道札幌市の人と東京都世田谷区の人は異なるのだ。ちなみにコビトスパイスが本拠地としている札幌で検索すると、札幌シネマフロンティアなど札幌の映画館に関する情報が列挙される。検索により今いる場所でのアクションがしやすくなるという利用者にとっては便利なアップデートだ。

場所によって検索順位が変わるメリットとデメリット

地域に密着したビジネスならベニスアップデートの恩恵を受けるでだろう。先ほど例に挙げた映画館はもちろん、お弁当屋さん、自転車屋さん、リフォーム店などローカルビジネスには追い風のアップデートだ。ビックキーワードで上位を取得できる可能性が高まったとも言える。この流れに乗るべくWEB戦略としては地域をgoogleにしっかり伝える配慮をするべきだ。しかし、全国に対し通信販売を行っている店だとしたらこのアップデートはデメリットになってしまう。サイトタイトルに地域名が入っている場合、影響を受けやすいなど、これまでSEO対策として行っていた内容を見直す場合が出てくるだろう。特にEC業者は注意が必要だ。

技術的には何に配慮するべきか

もしサイト構築において地域ビジネスを重視していれば、titleタグやhタグに地名を入れている場合が多いでしょう。当然、コンテンツのテキストには地域名もしっかりとはいっているだろう。その他、地域を伝えるよう配慮した部分において自社の商圏をもとに見直そう。正しい知識を持って対策を打てば、検索アルゴリズムのアップデートにも堂々と対応できるはずだ。