ペンギンアップデート
次回のペンギンアップデートがもうすぐ行われるだろう。その前に検索アルゴリズムのアップデートについて学んでおこう。
ネット集客を行っている販促担当者ならパンダアップデート、ペンギンアップデートの名前は知っているだろう。これらはGoogleの検索エンジンの表示に関するルールを改良し、より利用者にとって便利なものを目指すために行っている。ちなみに名称にはかならず動物の名前がつくわけではない。ハミングバードアップデートというのもあるが、他は動物ではない。

主なアップデートの紹介

パンダアップデート

簡単に言うとコンテンツの評価を重視するためのものだ。「コピーコンテンツ」「テキストの割合が少ないコンテンツ」「スパムサイト」が評価を下げるようになったコピーするのがまかり通っていた頃のため、コピーサイトが乱立しており、手法の質も品もないSEOを止めたアップデートとも言える。

ペンギンアップデート

これは被リンクの評価を厳密にするアップデートだ。被リンク販売業者がはびこり外部対策という言葉が横行していた頃に見事に入った。無意味でやみくもなリンクは検索順位を上位から圏外に吹っ飛ばすくらいのペナルティを受ける場合のあった。「昔流行ったリンク集やリンクサイト」「自動的に作られたコンテンツからのリンク」「偽装リンク」「コンテンツに関係ない内容のキーワードを埋め込む」など。ユーザー側の立場になると、検索結果をもとにページを表示したはずが、目的としていた内容が違い関係のない内容や多数のリンクで構成されていたコンテンツが淘汰されたということです。

次のペンギンアップデートはそろそろだろう。具体的にいつかはわからないがGoogleのゲイリー氏も公言。2014年、2013年ともに10月に実施されたということを考慮すると、もうすぐ実施されるのではないかと予感する。いずれにせよ、誠実に品質の高いコンテンツに作ることを考えていれば恐れることはない。

ベニスアップデート

検索者の場所(IP アドレス)によって検索結果が異なるようになったため、ローカルビジネスにおいては追い風となるアップデートだ。ビックキーワードで上位になれる可能性もある。気をつけなければいけないのはエリアを限定しないECビジネスだろう。別記事で紹介しているので参考にしてほしい。

【参考】地域によって検索順位が異なるベニスアップデートへの対策

モバイルフレンドリーアップデート

スマートフォン対応の有無により、モバイル検索時の検索順位が異なるというものである。スマホ対応ができているかはGoogleのチェックサイトで確認できる。モバイルフレンドリーアップデートについては別記事で紹介しているので、そちらを参考にしてほしい。

【参考】正しく理解すればモバイルフレンドリーに過剰な対応は不要

検索アルゴリズムのアップデートは利用者にとって良いもの

SEO業者などが営利活動のために様々な裏口手法を行ってきたが、インターネット上には不要なコンテンツが山のように散らかってしまった。さすがに目に余る状態となりそれらに対してペナルティを課しただけだ。損をせず得をするのはどのような運用をしてきたWEB運営者だろうか?ここがとても重要だ。ほとんどのアップデートは、無理やりな検索順位の上昇を行おうとせず、ただ真摯に有益な情報を配信していたサイトにとっては追い風でしかないだろう。つまり、コンテンツマーケティングが大切なのだ。SEOという視点で表現するならコンテンツSEOと言おう。

今後もコンテンツマーケティングの実践を続けることで不利になることはないと北海道札幌を拠点に全国にコンテンツマーケティングを推進するコビトスパイスは考えている。