新感覚メディア!Pinterest (ピンタレスト)を知る
Pinterest (ピンタレスト)をご存知だろうか?Instagramのような画像のソーシャルメディアだと思っている方が多いかもしれないが、Instagramとはまったく別の魅力を持っているユニークなメディアだ。本日は、現代人の心を捉える旬な存在であるPinterest について紹介したい。
目次
Pinterestとは
Pinterestは、米国で誕生した画像を利用したメディアである。ソーシャルメディアとは少し違って、共有するというより、画像を自分のブックマークにするような感覚だ。少々乱暴な表現と言われるかもしれないが、はてなブックマークの画像版とも言うべきだろうか。
Pinterestの特徴
Pinterestはユーザーによって投稿された画像を「ボード」と言う画面に貼り付けることができる。このことを「pin(ピン)」するという。自分のボードはもちろん、他ユーザーのボードを見ることもでき、評価をすることもできる。最大の特徴は、簡単にコレクションが作れることだろう。ソーシャルメディア疲れと言う言葉が出回るように、Facebookなど他人と交流するタイプのソーシャルメディアがやや面倒に感じてきている人も増えているように感じるときもある。コレクション(収集)というシンプルなテーマは個人的な楽しみの原点に戻ったような印象だ。
Instagramとの違い
Instagramが画像の加工と投稿、評価に重きをおいていることに対し、Pinterestは自分のためのコレクションとしてのカラーが強い。好きな画像を感性のもと収集するという新しいサービスと言える。どちらも手軽に熱中できることからハマる人が続出しているのも納得できる。
Pinterestを使うために覚えなければいけない用語
まずはPinterestを使用する上で知るべき用語を説明しよう。FacebookやTwitterなどと似た言葉もあるが少々意味が異なる部分もあるので違いをご理解いただきたい。
Pin(ピン)とは何か
自分のボードに画像を貼り付けることをPin(ピン)と言う。他人がPinした画像を自分のボードに貼り付けることもできるが、自分が所有している画像をボードにアップロードすることもできる。また、Pinには動画を使用することも可能である。
ピナーについて
ピナーとはいわゆるユーザーのことである。Pin(ピン)をする人のことを言う。
ボードについて
画像をコレクションするコルクボードのようなもの。ボードに好きな画像をPin(ピン)することができる。洗練されたボードのデザインのもと、美しい画像を並べるだけでもコレクター欲が満たされるような気がする。
Repinとは何か
他ユーザーがPinした画像を自分のボードに貼り付けることをRepin(リピン)と言う。Twtterで言えばリツイートのようなイメージだ。
Like(いいね!)とは何か
ブックマークというかお気に入りにあたる機能だ。はてなブックマークを画像で使用するような感覚である。
フォローとは何か
Twitterと同様の意味だ。フォローをすることでホームフィードに画像が入るのだが、Pinterestのフォローには2タイプある。ボードフォローとピナーフォローだ。ボードフォローはピナーのボードまるごとをフォローするものだ。対してピナーフォローはピナーの全ボードをフォローするものだ。フォロワーのカウントは、あくまでピナー数でカウントされ、一人のピナーが複数のボードフォローをフォローしても1とカウントされる。
Pinterestの基本的な使い方
ここでは、Pinterestの魅力を感じていただくために基本画面であるボードとピンをする画面をご紹介する。各種詳細設定や操作は細かく解説しているサイトが多々あるのでそちらをご参考いただきたい。以下がホーム画面である。自分のボードが並んでおり、左上に位置する「新規ボードを作成」をクリックすることで、新しいボードを作成できる。
たとえば、「Table ware」のボードを選択すると以下のようにボードが表示される。
新たにピンを追加したい場合も簡単だ。例として、スイーツのボードにピンを追加する。以下のように検索窓にキーワードを入れ、検索を実行し、ピンをしたい画像の左上にある赤い「P」のマークをクリックするだけだ。ここではかの有名な自由が丘のモンサンクレールのケーキを追加してみるとする。
好きなボードを選択するだけで簡単にピンすることができる。
このようにPinterestは、誰でも簡単にボードという舞台にコレクションを展開できる。1つの画像をピンするのに何秒かかるだろう。その手軽さが人気の秘密だと考える。
ビジネスに活かしている事例
さて、このPinterestをビジネスではどのように活かすだろう。
例えば、GAPではコレクション画像をカテゴリーごとにボードにまとめプロモーションをしている。たとえば、2015年のコレクションの中でも、キッズ向けベビー向けと分けたり、スタッフコーディネートやコンテストの結果発表などに活用している。ビジュアルでイメージを伝えやすいファッションというジャンルはPinterestとの相性がよいとも言える。
例えば、GAPではコレクション画像をカテゴリーごとにボードにまとめプロモーションをしている。たとえば、2015年のコレクションの中でも、キッズ向けベビー向けと分けたり、スタッフコーディネートやコンテストの結果発表などに活用している。ビジュアルでイメージを伝えやすいファッションというジャンルはPinterestとの相性がよいとも言える。
どのようなビジネスに向いているか
ボードにピンした商品は、そのままWEBサイトにリンクすることができる。そのため、通販を行っている企業にとってはビジュアルからピンされることによって販売機会を得ることになる。ビジュアルで惹きつけるタイプの商品には有意なメディアである。家具、雑貨、ファッション、食品などにメリットがありそうだ。また、すぐに通販購入とはいかなくてもビジュルで引き込むなら住宅もよいだろう。注文住宅、デザイナーズマンションやリノベーションの施工例など使い方の幅は広いだろう。
Pinterestの今後の展開
Pinterest社は2015年9月時点でユーザーが1億人を突破したと発表している。日本国内ユーザーも加速的に増えており、このシンプルな画像をコレクションする楽しみはますます普及しそうだ。企業としても、ビジュアルで魅せる伝える、そして、伝えたくなるという要素を考慮のもと、有効なWEBプロモーションツールとして活用したいところだ。