リスティング広告で集客を行おうとしたことのある人、興味を持っているが敷居が高く感じている人などそれぞれだろう。

リスティング広告とは簡単にいうと検索エンジンの検索結果やページ内にバナーやテキストで広告を出すサービスのことだ。ありがたいことに広告をクリックすることで設定したホームページを表示し、クリックに応じて広告料が発生する成果報酬型が一般的だ。このように書くと一見損することがないようにも思えるが、クリックによる広告料は様々であり、1クリックで10円の場合もあれば1000円の場合もある。1000円の広告で800円のモノが売れたら当然損だ。またクリックした人のうち1割しか購入しない製品なら800円のモノを売るために1万円の広告費を用意しなければいけない。

有効なキーワードを探そう

そのため重要なのが広告の単価だ。これは検索ごとにオークションで決まるため固定されているわけではない。競合性を考慮し割高なキーワードを避ける必要がある。しかしながら競合性を避けるため誰も検索しないようなキーワードで広告を出すのは意味がない。キーワード検討と運用しながらのチューニング(最適化)がとても大切なのだ。王道を行くツールだが、Google Adwordsのキーワードプランナーで、競合性や月間検索数を調べてみるといいだろう。

予算配分と成果検証がコツ

もし初心者なら120万円予算があるなら、月10万円で12ヶ月というように長いスパンで予定を組むほうがオススメだ。自分が売りたい商品やサービスにとって有効なキーワードは広告テキストやバナーイメージが何なのかを検証するべきだからだ。まさにPDCAという言葉がぴったりなのがリスティング広告だ。収支に合う広告を生み出すまで予算に余裕を持って続けられるようにするのがポイントだ。

リスティング広告に限らず最初の一度で大成功することなどそれほどないのが現実だ。リスティング運用のプロに頼らず自社で行う場合は勝ちパターンを見つけるための予算配分と出稿した広告の成果検証を怠らないことだ。この2点によく注意することで、ひと味違ってくるのではないかと思う。