ビッグキーワードSEO

いつもスモールキーワードの組み合わせによるコンテンツSEOを推進しているが、ビッグキーワードで検索結果の上位を取得したいという方もいるだろう。今回はビッグキーワードの攻略法を紹介する。今までビッグキーワードを使用してもなかなか上手く成果を出せない方はご一読いただきたい。
ただし、コビトスパイスとしては、これまで通り、スモールキーワードを活用しコンテンツSEOで成果を出していく手法を推したい。自社メディアを構築してコンテンツマーケティングを行うことが、見込み客を長期的に集め顧客に変える上でローリスクだと思うからだ。少数のビッグキーワードで集客を保つサイトは、そのビッグキーワード1つの行方でサイトの運命が真逆になるリスクもあるからだ。スモールキーワードの蓄積はリスクが分散される。

ビッグキーワードはスモールキーワードの集大成

ビッグキーワードで上位を取得するためには、スモールキーワードで構成されたコンテンツが大量に必要だ。例えば、腕時計というビッグキーワードに挑戦するとする。腕時計というSEOキーワードを細分化していくと、機械式腕時計やクォーツ腕時計、ソーラー腕時計というカテゴリを検討すれば、その先にはロレックスやフランクミューラー、セーコー、カシオまで様々にあるだろう。さらにその先には、ロレックスならデイトナ、エクスプローラー、サブマリーナなどのモデルがある。切り口を変えると、オーバーホールの話があったり、ブランドの歴史があったりと腕時計をビッグキーワードの周辺には無数のミドルキーワード、スモールキーワードがある。これらの細かなコンテンツを重ねる先に少しずつ成果を狙うのがビッグキーワードSEOだ。

SEOコンテンツの内容は有益であることが必須

当然だが、制作するSEOコンテンツが上質であることが成果を出す条件だ。SEOコンテンツの質が高ければ、サイト内の循環も期待できる上、サイト訪問をリピートしてくれるだろう。そして、最も期待したいのがシェアだ。ワードプレスのプラグインによってはサイトの動きが少々遅くなってしまう場合もあるが、ソーシャルサイトボタンの設置はとても重要だ。SEOコンテンツが誰かに伝えたい情報だと思われたとき、一歩成功に近づいたと言えるのではないだろうか。

ビッグキーワードにかける労力に見合う利益を出せるか考えよう

分野にもよるがビッグキーワードの上位表示は険しい道だ。ビジネスでは時間がかかるということは、コストがかかることを意味する。具体的にはSEO会社に依頼するにしても自社のWEB集客担当が遂行するにしてもコストが発生するということだ。そのため、ビッグキーワードで上位表示を獲得でき、商品やサービスが売れたときの利益を想定しておかなければいけない。利益に見合わない投資はできないのは当然だ。

SEOキーワードに競合が多いように商品やサービスにも競合が多いことが想定できる。そのため、商品やサービスにも磨きをかけ、WEBサイトのユーザビリティーなど様々な面で優れている必要がある。

スモールキーワードでSEOコンテンツを蓄積する場合は、ニッチな商品を低い競合性の中で販売できる場合もある。そのため、近年のネット市場から切っても切れない「比較」というテーマから解放される可能性もある。ビッグキーワードSEOで勝負をかけるにはそれなりの覚悟が必要だということをご理解いただけただろうか。

コビトスパイスとしては、スモールキーワードによるコンテンツSEOを進める上で相乗してビッグキーワードの検索順位も上昇する流れも想定できるので、まずはスモールキーワード重視でコンテンツSEOを進めるのが得策だと考えている。