インバウンドマーケティング

WEBマーケティングの世界にも様々なマーケティング手法が使われるようになり、はじめてWEB集客を行う人にとって、紛らわしいことも多いだろう。この背景にはWEBマーケティングの進化が伴っており、それだけ先人たちが色々と試行錯誤をしながら、その時代に合ったマーケティング手法を確立してきたのだ。

インバウンドマーケティングとは

インバウンドマーケティングとともに、アウトバウンドマーケティングという言葉を聞いたことがあるだろうか。インバウンドマーケティングとは、こちらから見込み客に対しての売り込みは行わずに、見込み客からのコンタクトを待つ手法だ。対するアウトバウンドマーケティングとは、こちらから積極的に見込み客に購買を働きかける。アウトバウンドコールと言って、見込み客リストに積極的に電話営業を行う手法を体験した人もいるだろう。

ビジネスが溢れており、プロモーションもまた溢れている情報化社会。企業と消費者の距離はずいぶん縮まった。どこに行っても売り込まれるプロモーション手法に消費者側が疲れてしまった。すっかり宣伝嫌いになってしまった消費者に向けて実践されはじめたのがインバウンドマーケティングだ。

コンテンツマーケティングとは

コンテンツマーケティグは見込み客が求めるコンテンンツ(情報)を提供し満足してもらうことで、自社のファンになってもらい見込み客を顧客に変える手法だ。求められるのはとにかく上質なコンテンツの制作だ。上質なコンテンツに必要なのは情報の濃度だ。昔よく見かけたキーワードばかり羅列した文字数が多いコンテンツではなく、またこのサイトの情報を見にきたいという動機が生まれるコンテンツだ。

コンテンツマーケティングについての詳しい解説は以下を参考にしてほしい。
【参考】コンテンツマーケティングを実践するための5つのステップ
【参考】恋愛で学ぶコンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとインバウンドマーケティングの関係

さて、コンテンツマーケティングとインバウンドマーケティングはこちらから顧客にアプローチせず、受けに回るという意味でとてもよく似ている。実際、この2つの違いに明確な定義は存在していないように思う。ただ、色々な見解があるので同じとも言いきれない。そう考えると無理に分ける必要がないのかもしれない。

どちらも認知をつくるサポートが必要

コンテンツマーケティングにしてもインバウンドマーケティングにしても、ただ上質なコンテンツを配信し続けるだけでは、コンテンツが見込み客に認知されるのがいつになるか分からない。そのため、見込み客に認知してもらうためのプロモーションが必要だ。

そこで登場するのがソーシャルメディアだ。多くのソーシャルメディアは運用上問題がなければ、アカウントをアクティブにすることで認知おいて損はない。できるだけ露出を増やしたほうがいいだろう。ここで大切なのは、ソーシャルメディアは認知のためのツールであり、売り込みのために使うメディアではないのだ。

せっかく上質なコンテンツを提供するメディアを運用しても、ソーシャルメディアが嫌われてしまっては本末転倒だ。見込み客に認知してもらうことだけに専念して運用していただきたい。

ソーシャルメディアについての詳しい解説は以下を参考にしてほしい。
【参考】Facebookでシェアされるケースを理解してバズを狙う
【参考】Twitterマーケティングを成功させるたった3つの冴えたポイント